世界遺産カンボジアへの旅 その2-2

 


2008年10月27日(月)午後の部

14:30 バスに乗り、各ホテルで客を拾って、14:55入口へ。

きましたよ!アンコール・ワット!

アンコール・ワット

12世紀前半アンコール王朝のスールヤヴァルマン2世によってヒンドゥー教寺院として建立。敷地は東西1500メートル南北1300メートル幅200メートルの堀で囲まれている。1992年にアンコール遺跡として世界遺産に登録。
(ガイドブック棒読み)

ここは西向きが正面なんです。表参道も西側からです。
だから午後の方が日光の向きが良いんです。

橋の修復された部分は、修復前の部分とはっかり分かれています。

参道では子供たちが、お堀で泳いで遊んでました。

GOGO!とジェスチャーすると飛び込んでくれました。(笑)


境内に入ると伽藍が見えてきますよ♪

ということで写真でよく見る景色へ・・・。

ああ・・・写真の通り・・・感無量( ̄人 ̄)なーむー

池には睡蓮畑・・・そしてうま〜。

その左側にはお土産露店がちょろん。
野生の猿がおこぼれを授かろうとゴミ箱を漁っていた。

コブラの神様ナーガちゃん。
欄干部分を守っております。
この「ここに座っちゃやーよ」看板がおされ。

そして西面の回廊はマハーヴァーラタ。
迫力あるレリーフが素晴らしい!

昔の名残で若干赤色の塗装が残ってますが、なでなでされたため黒光しております。

沐浴場部分にも仏様。

この付近に下書きと作りかけのアプサラ神がある。

でもって、徳川家光三代将軍の命でやってきた森本右近太夫の落書。

江戸時代の落書ですよ。(笑)

フツーこんなところに落書したらソッコー消されたり、怒られたりしますがこちらは歴史価値があるということで残されております。
所々になんとなーく漢字が読み取れます。

実はこの一行、オランダ船でやってきたのだが、ここがインドの仏教の聖地「祇園精舎」と勘違いしてた、というオチがある。

徒然草の仁和寺の法師の話のようです。

この時代にもプノンペンに日本人街があったそうな・・・スゴイ。

第一回廊東側のにも、壮大なる乳海攪拌の綱引きの場面。

そして、ついにきましたよ!第3回楼中央の塔、世界の中心!

が、しかし!現在は修復のため見学不可・・・
2007年後半から立ち入り禁止になってて、がびーん・・・Σ( ̄□ ̄;)

それにしても、ここ、階段がものすごい急です。
けっこう落ちる人がいるらしく、整備も進めているご様子。
ぐはあああ見たかった!!!

修復関係者が夕方の作業を終えて降りてきました。

こちらの回廊には髪型などが異なる4体のデバターが沢山います。

ここで5分ぐらい、フリータイム。

みんな座ってゆっくりしている中、忙しなくなるべく回廊を一周すべく歩くものの、見どころ多くて結局2面しか見られずタイムアップ。
ああもっと時間欲しい・・・。

16:35 集合してバス乗り場まで移動。

←獅子のお尻に穴・・・

尻尾が刺さってた部分ですが、ガイドさんによると、
獅子のお尻にお宝を隠す風習があり、ドロボーが尻尾を抜いていくそうな。

 


17:05 さーて、お次は丘の上の遺跡から夕日を見る。というやつですよ。

アンコール・トムのすぐ南、プノン・バケン山の麓に移動。

バスが止まった100m先では大雨! すごい境目です(笑)
こうもくっきり降雨の堺があるのが面白い・・・いやいや面白がってもいられない。
いずれここも降るってことですから・・・。

バケン山の麓から、なだらかな斜面を15分ほどかけて山頂へ歩くわけですが、象タクシーでも登れます。
東西南北には、まっすぐ登る旧参道がありますが、斜面がきつく利用者はいない模様。
こっちの方が近くていいんだけどな。

山頂へ到着。

ここも遺跡です。

南側に若干上りやすい階段があるとのことで回り道。

登りやすい階段と行っても、足場が狭く急勾配。
みなさん登るのに苦戦してました。

登りきったところでフリータイム。

うわあ、もはや空が黄土色っすよ・・・。
今にも降り出しそうな怪しい空。

ちなみにガイドブックによると今年中に修復が始まる予定らしく、そうすると遺跡の上には上がれなくなり、夕日を拝むのも一段低い場所から・・・となるそうです。

ドロドロした暗雲垂れ込める空の先に夕日がチラッと・・・
そしてこれを撮影した数十秒に、ものすごい大雨が!

遺跡の中へ退避する者、一切雨よけ持たずズブ濡れの者・・・色々。
遺跡の壁を利用して退避するも効果なし。
もはや、デジカメなんぞ取り出して撮影できません!
これが雨季の雨・・・夕方になるとスコールといった具合に1・2時間ほど大雨が降ります。

ナイロンのレインコート着たものの、雨の量がすさまじく、ないよりはマシ程度にびしょ濡れっすよ(笑)
ビニールのロングの方がいいですな。

もはや、夕日なんぞ見えないので、傘さしながら階段を下りる。
大粒の雨に打たれながら下山。

地面はもう池というか河のような状態・・・。
つっかけサンダル履いてる人はすべちゃって歩きづらそう。

それでも幻想的な空を拝めたので良しとしよう(笑)

17:50 バスへ戻って移動開始。

 

雨季について・・・(10月下旬Ver)

雨季は、毎日のように夕方のスコールが降ります。
その量は日本のゲリラ豪雨のような感じです。

だから靴をどうしようかなぁとかなり悩みました。

秋なので足首でとめるスポーツサンダルとか買えなくて、クロックスも見に行ったけどサイズ合わないし・・・
スニーカーしか選択肢がない。
ビーサンとかつっかけサンダルは遺跡見学の際、マメとかできそうだし長距離歩行に適さない。
結局、普通のスニーカーと防水靴でトライ。

結果、防水靴はこの大雨の量に対して、全く役に立ちませんでした(笑)
ホテルはキーを差し込むとエアコンが可動するタイプのため、昼間は部屋の中も湿気が多い状態。
窓に靴を並べて乾かしたんだけど、全然ダメで、雑菌ですっかり臭くなりました(笑)
その靴は帰国後洗いまくったけど、臭いも取れず秋の気候で数日間乾かずお亡くなりになりました・・・。

ということで・・・カンボジアの雨季にはやっぱりサンダル最強!
現地でもセンターマーケットとかでバッタモン臭いシロモノは見かけたので入手は可能かと。

だんなちょんは、この夕日ツアー時には、短パン+サンダル+レインコート+傘 という最適装備でほとんど被害なし。
くちょー!

で、他のツアー客も、傘だけの軽装備だったりで、みんなずぶ濡れ・・・
ひーこら言いながら、やっとバスに戻ると、ガイドさんが涼しい顔で言う。「じゃあ、このまま夕食食べにレストラン行きましょう♪」
ガイドさんもずぶ濡れのくせに・・・

もちろんみんなのブーイングを受けて、一端ホテルに戻ることに(爆)
しかも、エアコン効いてると寒いんですYO・・・。


19:10 いったんホテルへ戻ってから

アプサラダンスショー鑑賞付きレストラン
Amazon Angkor Resturant

舞台のダンスを見ながら、ブッフェスタイルで色んなものが食べられます。
デザートが結構美味しかった。

最前列は西洋人グループに占められていて、日本人チームは2段目という感じでした・・・。

1時間ちょいの間に伝統的なゆったりしたダンスとか、漁師さんの踊りとか、4種の踊りが見られました。

おもしろかったのは、猿神ハヌマーン王妃にちょっかいを出すケシカランやつ(笑)

いやー、ハヌマーンかわいいよハヌマーン♪
ハヌマーン ファン倶楽部とかあったら入会ボタンを連打してしまいそうです。
冷静にならないといけませんね。

それにしても、ハヌマーンを語るなら、このサイトは必見ですよ!
特に、後編では、常識を覆す信じられないような光景が繰り広げられます。乞うご期待。

(類似参考文献:ハヌマーンと5人の仮面ライダー


20:35 ホテルへ戻る。

だいぶ体力は回復している。よっしゃ!いける!

そのまま、ナイトマーケットへ。

最近できたらしいが、夜遅くまでやってるお土産屋街だ。

シェムリアップ川沿いは街路灯がなく、お店から漏れてくる光やバイクの光を頼りに歩かないといけない状態。
朝日を見るにも必要と書かれていたので小さい懐中電灯を持っていたけど、これは正解だった。

雨の後の水溜りを避けて歩くためにも必須。
っていうかまぁトゥクトゥクにでも乗ってけばいいんだけど、けっこう近いから。

 

ここもお土産屋街といったところ。
観光客で大賑わいとまではいかないので見やすい。

スカーフ・バッグ・香辛料・絵画・仏像など。
どこも同じような商品を扱っているけど、ここはお店のディスプレイがオシャレだった。

とはいうものの、買いたいものがほとんどなく何も買わずに帰ってきてしまった。
だって、上海でも見かけたガラクタ系ばっかりだもん(笑)
絶対、広州あたりで作ったやつがここでも売られているぞ。

でもまあ、夜のお店の雰囲気は楽しかった♪

後で思ったのはもっとスパイスとかフレイバーティーとか買っとけばよかったな。

道端には、トゥクトゥクのドライバーのおいちゃん達が、ウダウダしている。
一瞬でも目が合うと、「おーい!乗ってかないかーい?!( ̄ー ̄)にやり」 の猛攻撃が(笑)
さほどしつこいわけでもないんだけど。

遠くもないのでバーストリートを抜けて、歩いてホテルへ帰ってきました。(徒歩15分)

バーストリートなど観光客が立ち寄りそうな場所には所々にバイクで警官が常駐してたりもします。
ガイドブックに書かれている警告ほどは危険じゃなさそうだけど、やっぱり旅先での用心は各自で注意するのが吉。

あー、さすがに疲れた。
とっとと風呂に入り就寝。


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